【デュエリスト】 R・スコットの活劇にはなにか得体のしれない嫌〜なパワーを持ったモンスターがよくでてくる。 ねちっこく執拗につきまとい因縁つけては対決を強要してくるこの役に名優ハーベイ・カイテル。 映画監督デビュー作なのに美しい陰影の画面からは古典のような気品が漂っていた。 |
【エイリアン】 説明不要SF映画名作中の名作。 スピルバーグが宇宙までもファンタジー化してSFの新しい雛形をつくったのに対し、 R・スコットはより深い闇の宇宙を観せてそれまでにない雛形をクリエイトした。 これを劇場で観た時にはクライマックスの緊迫感に耐え切れずに シートの下にもぐりこみそうになりました。 何という造形!何という闇の美学! |
この異常なエイリアン造形を生みだしたのは、
爽やかなはずのスイスが生んだ異常な画家H・R・ギーガーの一連の作品。
エイリアンのあのへんてこな頭はチ●コの形からきてるらしい…
とにかく画期的でした。爽やかじゃないのかスイス?
【ブレードランナー】 これも説明不要の古典SF。 原作も説明不要のP・K・ディック。映画化された数はS・キングとどっちが多いんだろ? 高い知能を持つゆえ存在意義に苦しむ人工生命体の反乱。 そのリーダー役のルトガー・ハウアーのとてつもないクールなかっこよさと哀しさ。 うつくしきモンスターNO.1 |
【ブラックレイン】 この作品で素晴らしく不気味なモンスターを演じたのがかの松田優作。 この後すぐに他界したのはつくづく悔やまれる。 健在だったら間違いなくKen・Watanabe並になってたろうに…。 けどもったいないことにラストではモンスターじゃなくて只の犯罪者扱いになってる。 主演のM・ダグラスを立てるためとしか思えないが、それほどにも優作は際立っていた。 |
いよいよ今夏公開。 このホンモノ感…出来ればアイマックスシアター貸し切って独りで観たい。 |