言わずと知れたこの御仁、ミスター デビッド・リンチ。
創る映画が一つのジャンルと化している。
創る映画が一つのジャンルと化している。
ブルー・ベルベット発表当時のインタヴューでは
「ああこの前自然の"機微"を学ぼうと思ってね、地下室で猫を解剖してみたんだよ」
なんてこと平然と述べるこの御仁。
その甲斐あってか、なるほどこれは確かに自然の暗黒面と思える
さまざまの得体知れずが画面上に登場し、得体の知れない魅力で観る者を金縛りに。
ホラー映画、グロ映画スレスレのテイスト、なのにどこか高貴なような品が漂うあたりは
やっぱ只ならぬ芸術的知性を感じる。それ無しでヘタに真似ようとすれば
とてつもなく変態で下品なものになるだろう…。
てことで正統なフォロワーと言えそうなのは実娘ジェニファー・リンチぐらいか…。
「ああこの前自然の"機微"を学ぼうと思ってね、地下室で猫を解剖してみたんだよ」
なんてこと平然と述べるこの御仁。
その甲斐あってか、なるほどこれは確かに自然の暗黒面と思える
さまざまの得体知れずが画面上に登場し、得体の知れない魅力で観る者を金縛りに。
ホラー映画、グロ映画スレスレのテイスト、なのにどこか高貴なような品が漂うあたりは
やっぱ只ならぬ芸術的知性を感じる。それ無しでヘタに真似ようとすれば
とてつもなく変態で下品なものになるだろう…。
てことで正統なフォロワーと言えそうなのは実娘ジェニファー・リンチぐらいか…。
【イレーザーヘッド】
異形のデビュー作。
心底オノノキました。ホントは写真も載せたくないまごうことなき悪夢の実写化映画。
異形のデビュー作。
心底オノノキました。ホントは写真も載せたくないまごうことなき悪夢の実写化映画。
う、うつくしいかも…けど二度と観たくない!が初見の感想。
まぁ二度観ましたが。幻想的なモノクロ映像はやはり間違いなく美しかった。
けんどあの異形赤子…あ、あの夜泣き声…
激しい嫌悪感に走って逃げたくなります。
TVシリーズ「ツイン・ピークス」。これほどに謎度の高いドラマを
社会現象化するほど大ヒットさせる力量も"カルトの帝王"と言われる由縁。
現在のいわゆる"全米大ヒットTVシリーズ"ブームも実はここから始まってたりする。
更に映画化されたこの作品。
これ観てると脳内からなんかヤバい成分がにじんできて、
見知らぬような実はよく知ってるような異空間に持ってかれる。
【ブルー・ベルベット】
この時のデニス・ホッパーはほんとに恐ろしい。
けどそのデニスに恍惚としてなぶられるイザベラ・ロッセリーニはさらに恐ろしい。
我があこがれ、ハリウッド伝説の女神イングリッド・バーグマンと
イタリア映画の巨匠ロベルト・ロッセリーニを親に生まれたイザベラは
この作品のあとリンチ夫人に。
この作品のあとリンチ夫人に。
母親似で愛らしかったイザベラを変態に堕としたリンチをこの頃少し恨みました。
【ロスト・ハイウェイ】
トレント・レズナーの暗黒ビートで幕を開ける暗黒のパラレルワールド。
スクリーン上にあれほど深い闇色を観たのはこれが初めて。
闇の力に為す術もなく翻弄されていく男と女たち。
謎だらけなのに大変スタイリッシュでいちいちカッコイイ。
暗黒謎世界への案内人。いや、リンチワールド魔物代表取締役。
形而上的に発狂しそう…というより発狂後の世界って感じ…。
この後にも「マルホランド・ドライブ」、集大成的な「インランド・エンパイア」が続いていくが、
リンチワールド到達点といえるのはこの作品で決まり。
元々は画家を目指してた御仁、なのでファインアートでもしっかり活躍。
まあどれをとってもやっぱり濃縮リンチワールド。
【Crazy Clown Time】
もともと映画のサントラがかなりいい。
盟友アンジェロ・バダラメンティの仕事が光ってるが御仁自身の曲も多かった。
で、昨年ついにCDデビュー。もちろん歌ってる。ギターも少し弾いてるらしい。
友人が遊びに来てこれを聴きたがったのでしばらく流してたら、
お互いやや脳に支障が出てきたので中断。
まったり過ごすのにはあまり向いてません。
廃墟でシンナー遊びでもしながら聴けばいい感じに酔えるでしょうが、
そんな遊びは残念ながらやりません。
現在66歳、この御仁いったいどんな日常の日々をおくってるんでしょう…。
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