2011/06/17

【6】Christopher Walken

ほぼ指名手配写真…
だけど大ファンです。


【フューネラル】

アベル・フェラーラ監督のどす黒いギャング映画。
中年以降はギャング役が増えた。
この人がギャングやるとほんと恐ろしい…なのにシビれる。





【トゥルー・ロマンス】
その代表作がこれかな。
実直な警官役のデニス・ホッパー(笑)を締め上げるがおちょくられカッとなりぶっ殺す。
で捨てぜりふが「自分の手で殺るのは十年ぶりだぜ!ぺっ。」ときた。



【GOD'S ARMY/THE PROPHECY】
宗教がらみの異色のオカルト映画。
ウォーケンは悪魔ではなくなんと大天使ガブリエル。
ちなみに魔王ルシファーをやってるのはこれまたなんと若きヴィゴ・モーテンセン。

どちらもダンディにドンピシャ似合ってる。



【アディクション】

これもA・フェラーラ作。やはり異色のヴァンパイア映画。
かっこよいねぇ。怖いけど。
黒がよく似合う




【スリーピー・ホロウ】

ティム・バートン作。首なしの騎士役。こぇ〜よ!
顔が出るのは、首を取り戻した終盤の数分のみ。
しかしこのインパクト!




若かれし頃。
もともとは子役から舞台出身なので歌もダンスもいけます。
Fatboy SlimのPVでも素晴らしいダンスをみせてくれた。
しかしこのイケメンっぷりはどうだ。




【デッドゾーン】

D・クローネンバーグの佳作。
若い頃は端正なルックスに影のあるまなざしで泣かせる役が多かった。
この作品でもどうにもならない非業の運命をたった独りで背負う哀しい役。
悪役じゃない。栄光なき孤独なヒーロー。
何度観ても哀しい…。




【ディア・ハンター】

しかしなんといってもウォーケンはやっぱりこの作品のニック役。
M・チミノによる79年度アカデミー作品賞受賞作。
ウォーケン自身もこれで助演男優賞受賞。
オレもこれで本格的に映画の深みに引きずり込まれた。
これほど長くこれほど重い映画を観たのはこれが最初だった。
ベトナム戦争でニック達が背負わされたどうにもやりきれない運命…
どうにもやりきれないラスト…
確かに長くて重い作品だが、主演が油の乗り切ったデ・ニーロと、
うら若く美しいメリル・ストリープということも見どころは尽きない。
たぶんこの映画で"ロシアンルーレット"というものが広く知られるようになった。
このシーンとテーマ曲を思い出すだけで涙がにじむ…名作。名演。





確かに悪役は多い。なのに悪役俳優ではけしてない。でも人を寄せ付けないオーラもあり、同時に深い優しさも感じる。妙なユーモアもあるからコメディ作品にもよく顔を出す。両面性が強いというか複雑に多面的な俳優なんじゃないだろうか?スピルバーグ監督の【キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン】での挫折した心優しい父親の役も沁みた。【燃えよピンポン】つうふざけたコメディでも有り得ないカッコして嬉々と演じてみせる懐のふかさ。いまや老優だが健在。

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